第2話
私がツヨシの浮気に気がついたのは数週間前。仲の良い同僚との会話がきっかけだった。
友人
👩🏻🦰「…ねえアスカ、アスカの彼氏って、妹さんとか、お姉さんとかいるんだっけ?」
ツヨシとは直接会ったことはないものの、写真を何度か見せたことがある。
アスカ
🙍🏻♀️「ううん、いないけど…どうかしたの?」
友人
👩🏻🦰「いや、私の勘違いかも…気にしないで!」
そう言って話を中断しようとした同僚に無理やり話を聞き出した。
友人
👩🏻🦰「…実は、私のよく行ってるバーに、ツヨシ君にそっくりな人が来てて…。
女の人と一緒だったんだけど、かなり距離が近くて、恋人みたいに見えたというか…」
会話は良く聞こえなかったし、私の勘違いかもしれないから、あんまり気にしないでほしいんだけどね💦」
アスカ
🙍🏻♀️「…どんな女の人だった?」
…思い起こせば、怪しいところがないわけではなかった。
最近帰りが遅かったり、帰宅するとなぜか即シャワーを浴びだしたり、スマホを常に手放さなったり…。
それから浮気発覚までは一瞬だった。
スマホのパスワードを盗み見して、ツヨシが寝ている間にこっそりLI○Eを見てみると、真っ黒なメッセージが大量に。
浮気相手
「昨日はあんなすごいレストラン予約してくれてありがとね♡カバンもかわいい~♡」
そしてカバンの写真が添付されていた。
アスカ
🙍🏻♀️(うわ…このブランドのバッグ、少なくとも10万円はするやつだ…!
しかも『すごいレストラン』って…。いつもお金がないって言ってたくせに…。)
頭に血が上っているのに、指先がどんどん冷え込んでいく。
心臓のバクバクを抑えて続きを読み進めた。
ツヨシ
🙋🏻♂️「モモコちゃんのためならなんでもしちゃう😄次は家でいちゃいちゃしようね」
モモコ、という名前には聞き覚えがある。
アスカ
🙍🏻♀️(……やっぱりあの女か。)
甲高い声と、上目遣いを思い出して鳥肌がたった。
アスカ
🙍🏻♀️(二人して私を裏切っていたんだ…。)
強烈な吐き気に見舞われて、思わずトイレに駆け込んだ。
しばらくして、少し冷静になった頭で、あることに気が付いた。
アスカ
🙍🏻♀️(ツヨシ、どうしてそんなお金を持っているんだろう…。)
履歴をさかのぼると、何度も高級レストランで食事をしたり、高価なプレゼントを買っているみたいだった。
ツヨシの給料については知っている。こんな高価な買い物、沢山できる訳ないのに…。
その時、ふと嫌な予感がして、急いでスマホを開く。
そして、急いで私のクレジットカードの利用履歴を開いた。
アスカ
🙍🏻♀️(何この引き落とし…!?!)
今日のひとこと
浮気相手に貢ぎまくっていたツヨシですが、お金の出所はまさか……。
コメント
前の投稿にコメントすみません。
この話の続きが見たいので、あったらアップお願いします。