第21話
それからしばらくたって、ハヤトから私宛に書面が届いた。
書面
🙎🏻♂️『婚約をして、幸せに暮らしていたにもかかわらず、貴方は突然私に婚約破棄を告げました。
婚約破棄によって大きな精神的苦痛を被ったし、結婚費用も結婚指輪も全て無駄になりました。
慰謝料として200万円を請求します。』
リョウコ父
👴🏻「懲りない奴だな……。」
もちろんすぐに弁護士に相談。
お吸い物をかけられた証拠も揃ったから、当然徹底的に戦うことに。
👨🏻💼弁護士
「結婚挨拶でお吸い物をかけられた、なんて事例は初めてです…。
それにしても、しっかり証拠を集められましたね…!!」
リョウコ
🙎🏻♀️「これで無事に婚約破棄できるでしょうか…?」
👨🏻💼弁護士
「もちろんです。
お吸い物をかけられた時の写真に加えて、録音のデータもありますから。」
念のため、お吸い物をかけられた当日、ダメになったワンピースと赤くはれた所の写真を撮っておいたのも、役に立ったらしい。
👨🏻💼弁護士
「それにしても、有責側が慰謝料を請求するなんて……
訴訟を引き受けた弁護士がいることが不思議です…」
そしてやってきた裁判の日…
ハヤトたち一行は、なぜかがっくりうなだれていた。
______________
👨🏻💼弁護士
「リョウコさん、本日は最後までしっかり頑張りましょうね。」
リョウコ
🙎🏻♀️「はい…ところで、ハヤトたちに付いていた弁護士は…?
さっきから何故か姿が見当たらないですけど…。」
👨🏻💼弁護士
「それが…リョウコさんにお吸い物をかけたことを知らされずに弁護を引き受けていたようで…
『勝ち目がないうえに、自分に責任がないと噓をついていたハヤトさんとは信頼関係が築けない』と言って、弁護を放棄したようです。」
リョウコ
🙎🏻♀️「え!?そんなことあるんですか!?」
ハヤト
🙎🏻♂️「なんでだよぉ…。婚約破棄で辛い思いをしてるのは事実なのに…なんで誰も味方してくれないんだよぉ!」
リョウコ
🙎🏻♀️(ハヤトの場合、噓をついてたっていうより、本気で自分が被害者だと思い込んでいるからタチが悪いんだよな…)
ハヤト
🙎🏻♂️「とにかく俺は訴えを変える気はないからな!婚約破棄するなら慰謝料200万円もらう!」
👨🏻💼弁護士
「結婚挨拶に来たリョウコさんに対し、ご両親と結託して熱いお吸い物をかけてやけどをさせるという行為は、明らかに社会的常識を逸脱しており、傷○行為です。
婚約破棄は正当なもので、リョウコさんが慰謝料を払う必要はありません。」
👨🏻💼弁護士
「…そして、慰謝料を支払うのはハヤトさん、あなたの方ですよ。」
ハヤト
🙎🏻♂️「えっ…」
今日のひとこと
長いこと更新できておらず本当にごめんなさい🙇
ハヤトに待ち受けている判決と、みんなのその後は次回です!(裁判でのセリフは物語が分かりやすいように書き換えているので、実際の裁判の流れとは違います)
一話にまとめ切らなかったので、次回が最終話です!!すぐに更新できる予定です!
コメント
初コメです。更新待ってましたー!!
いつも楽しく読ませていただいてるので次回が最終話だと思うと寂しくもありますがはるのコタンさんの話どれも面白いし読みやすくて大好きです!
これからも応援していますので頑張ってください!
より様
初コメントありがとうございます!
なんて嬉しいコメント😭めちゃくちゃ励みになります😭
頑張ります!