第17話
🙎🏻♀️「ミカ!!!ダメ!!!」
ハヤト母
👵🏻「いやぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
凄まじい叫び声が響き渡り、ハヤトの母はハヤトかばうように身を乗り出した。
🙍🏻♂️「うわぁぁぁ!!!!!
あああ熱っっつ……!!!!!」
🙍🏻♂️「…くない……?」
🙎🏻♀️🧑🏻🦳👴🏻「あれ……?」
啞然として訳が分からずミカとハヤトの方を見る。
動揺しているのか、真っ赤になって硬直しているハヤト。
お茶をかけられて大惨事……
…ではなく、ミカの手に握られていたのは、空の湯飲み茶わんだった。
持ってきたものの中に、一つだけ空の湯飲み茶わんを混ぜていたらしく、それでお茶をかけるふりをしたみたいだ。
ハヤト母
👵🏻「ああっ…よかった…ハヤト……ハヤトぉぉぉ…」
状況を把握したのか、泣きながら床に座り込む義母。
🙎🏻♀️(よ、よかった…!)
私のせいでミカを加害者にしてしまうところだった…。
🧒🏻「かけるわけないじゃん。…お姉ちゃんに迷惑かけたくないし。」
安心してミカのことを見つめると、ハヤトの母が震える声で話し始めた。
ハヤト母
👵🏻「な、な、な、なんてことしてくれるの…本当に…もう…驚いて腰を抜かしちゃったじゃない…
ハヤトに何かあったら…私もう……!ああもう本当に!!!
やりすぎ!!!!全員どうかしてるんじゃないの!?
なんて家族なの!!!最低!!!
最低最悪家族が💢💢!!!」
リョウコ母
🧑🏻🦳「……やっとわかったんですね?
その言葉、そっくりそのままお返しします。それが、私たち家族があなた方に思っていることです。」
ハヤト母
👵🏻「あ、あ、あぁ…」
まだ動揺しているのか、いつもの勢いはすっかりなくして泣きじゃくっているだけのハヤト母。
🧒🏻「○月△日、結婚挨拶に来たお姉ちゃんに、理由もなく突然熱々のお吸い物をかけましたよね?」
ハヤト母
👵🏻「ううっ…」
🧒🏻「黙ってないで答えてください。かけたんですよね!?💢」
ハヤト母
👵🏻「かけました…」
🧒🏻「で、おじさんも共犯なんですよね?あと、ハヤトさんも、止めもせずに笑ってたんですよね?」
👨🏻🦳🙍🏻♂️「……。」
🧒🏻「笑ってたんですよね!?ほら返事は!!?!!💢💢??!」
👨🏻🦳🙍🏻♂️「はい……。」
ミカの問いかけに対して、意気消沈して返事をするハヤトたち。
🙎🏻♀️(でも…なんだろうこの感じ…)
私はミカとハヤト達のやり取りを聞きながら、違和感を覚えていた。
今日のひとこと
正直ちょっとかけてほしかった…けど、ミカちゃんが加害者にならなくて良かったです。
リョウコさんが抱いた違和感の正体…わかるでしょうか😐
コメント
録音しててくれ!ミカちゃん!
録音して被害届出すんですよね?
なるほど!
だから、やたらと喋らせようとする妹に「あれ?」と・・・って事ですね!?
よかった、ミカさんが加害者にならなくて。
あとはキッツイ制裁かましてやろー!
録音の為に自白させてるのかな?偉いぞ妹!
他の方のコメント見て、なるほどねと思いました。
録音して、被害届。
気持ちとしては湯呑みがカラで残念なので、せめて水くらい・・・と思ったけど、水もかけたら傷害か暴行になるんですよね?だから入ってないのが正解ですね!
それをハヤト一家は火傷するほど熱い物を・・・人として本当に信じられない!!
自問させて録音
何なら被害届も出せるようにと
出来た妹です。
妹貫禄ありすぎ!!
年配の重鎮キャラの行動やん!!
録音してるんだろうなぁ…
いいぞもっとやれ!!
(そもそもこんな話し合いを録音してなかった大人たちに驚く