第14話
ハヤト
🙍🏻♂️「父さん、母さん…ありがとう。」
リョウコ
🤦🏻♀️「…は?」
ハヤト
🙍🏻♂️「いや、俺はちゃんとわかってるよ、2人の優しさだったってこと。
誤解されちゃったのも、うまく笑える空気を作れなかった俺が悪いんだ。」
リョウコ
🤦🏻♀️「…は?」
ハヤトはそのまま私の目を真っ直ぐ見据えた。
ハヤト
🙍🏻♂️「…リョウコ。
その…父さんも母さんも、リョウコのためを思ってやってたとはいえ、リョウコに嫌な思いをさせたのも事実だと思ってる。
不快…だったんだよな。ごめん。」
リョウコ母
🧑🏻🦳「熱湯をかけておいて、『不快だった』って…ふざけてるの!?」
母の言葉が聞こえないのか、聞こえないふりをしているのか、無視してそのまま言葉を続ける。
ハヤト
🙍🏻♂️「俺がもっと、みんなが楽しめる雰囲気を作ってあげられたら良かったんだよな…。
父さんも、母さんにも、申し訳ないや…。」
ハヤト父・母
👨🏻🦳👵🏻「ハヤト…!」
ハヤト母
👵🏻「いいのよそんなこと…!ハヤトの責任じゃないでしょ?」
ハヤトの両親は、なぜか感動したような表情をしてハヤトを見つめていた。
そしてハヤトが、今まで見たことないくらい真剣な表情をして、私に語りかけてきた。
ハヤト
🙍🏻♂️「リョウコ…本当にごめん。」
ハヤト
🙍🏻♂️「未来の夫という立場だったのにリョウコが嫌な思いをすることから、守ってあげることができなかった…。
同じ過ちは…もう繰り返さない。俺、生まれ変わるよ。」
リョウコ
🤦🏻♀️(え…私今、宇宙人と喋ってるんだっけ?何に対して謝罪してるの…?)
ハヤト
🙍🏻♂️「これからは、一生かけてリョウコに償いたいし、リョウコのことを守り抜きたい。
俺とリョウコ…そして父さんと母さんで…あ、もちろんリョウコのご家族も。
みんなで笑いの絶えない明るい家庭を築いていこう。」
ハヤト
🙍🏻♂️「もう一度、0からやり直させてほしい。リョウコさん…僕と結婚してください。」
そう言ってハヤトは椅子から降りてひざまずき、私に手を差し伸べてきた。
ハヤト母
👵🏻「まぁっ…!」
ハヤト父
👨🏻🦳「やるなぁ…!」
リョウコ
🤦🏻♀️「…あの……、帰ってもらってもいいですか…?」
今日のひとこと
まさかのプロポーズでした😂世界一嬉しくないプロポーズですね。
ハヤトの言う、「笑いの絶えない明るい家庭」、絶対ろくでもないです…。
コメント
「帰ってもらっていいですか?」
お断りでなく照れ隠しと解釈するかもしれない…
ハヤトさんのポジティブ変換術見習いたいね!
笑いながら熱々のお茶頭からぶっかけて、ほら笑える空気にしてあげたよ😊これが天丼っていう笑いの技術やで!って言ってやりたい
0じゃなくてマイナスな。
なにこの茶番劇。
是非この席でハヤト一家に熱いお茶か即席みそ汁でも作って来て、頭からぶっかけて笑ってさしあげたら、喜んでくれるはず!
コレで怒ったら、ほらね?さようなら😊
世界一嬉しくないプロポーズ、その通りだよ。スパイク履いて顔面蹴飛ばすか、アッツアツのお茶ぶっかけて「お断りします!」って言っていい。コイツらの笑いの絶えない家庭、って誰かを傷つけてバカにしてるようなもんだからね。