第13話
テーブルに向かい合ったのは、私、父と母、ハヤト、ハヤトの両親。
妹
🧒🏻「え、何事?」
リビングでテレビを見ていた妹のミカは、突然の来客に戸惑いながら、隣の自分の部屋に戻っていった。
ミカが出て行ったのを確認すると、私達は改めて向き合った。
リョウコ父
👴🏻「謝罪をしたいということですが…。私たちは正直とても怒っています。
娘が傷つけられて…許すつもりはありません。」
父の厳しい言葉で、一気にみんなに緊張が走った。
ハヤト
🙍🏻♂️「あの…その…えーと……。」
ハヤトも緊張しているのか、しどろもどろになっている。
その時、ハヤトのお父さんが口を開いた。
ハヤト父
👨🏻🦳「まあまあ、そんな固くなるのはやめましょうよ!
手土産にバームクーヘン買ってきたんだよね!リョウコちゃん切ってもらえる?」
🧑🏻🦳👴🏻🤦🏻♀️「……!?」
ハヤトの父の緊張感の全くないありえない言葉にみんな絶句……。
リョウコ
🤦🏻♀️「え…謝罪に来た…んですよね?」
ハヤト父
👨🏻🦳「うん、そうそう。ごめんねリョウコちゃん。
冗談のつもりだったんだけどやりすぎちゃった。ほら、お前も…!」
ハヤト母
👵🏻「ごめんなさいね。」
ハヤト母
👵🏻「私としては、気遣いのつもりだったのよ。
リョウコさん、緊張してるだろうし、なじめるようにしてあげなきゃって、緊張をほぐすためにやってあげたつもりだったの。
でも、気遣いが伝わらなかったのよね…。伝わらなかったのはごめんなさいね。」
リョウコ
🙎🏻♀️「何ですか…それ…!」
私がなじめるように?気遣いのつもりだった?
人に熱いお吸い物をかけておいて、なんでそんな、自分は悪くないみたいな言い方するわけ…!?
これじゃあまるで、『お義母さんの気遣いのドッキリ』を受け入れなかった私に非ががあるみたいな言い方だ。
リョウコ
🙎🏻♀️(こんなの謝罪じゃない…!)
家族の方を見ると、父も母も、怒りがにじんだ顔で固まっていた。
ハヤト
🙍🏻♂️「……父さん、母さん…」
その時、ハヤトが口を開いた。
今日のひとこと
バウムクーヘンを食べようとするな💦
ハヤト母の、絶妙に責任逃れをする謝罪の仕方、絶対「私は悪くない」って思ってるのがにじみ出ていて😣
そしてこれに対してハヤトは…
コメント
読んでて腹立ちます、いるんだよねーこういう人。思考回路が理解できん、かかわらないのが1番なんだけど、そうもいかない場合もあるし、人間って複雑。
ここで母親がぜんざいを入れてきてぶっかけろ!!笑
熱湯風呂用意して押してあげましょう!
同じようにお吸い物かけてドッキリでしたーってしてあげればいいのに( ˇωˇ )
先輩。
バウムクーヘンどうぞ。
手土産のバームクーヘン顔面にシューッ!!!
してやれ
ドッキリでしたーってなw
やっぱり、謝りに来たわけじゃなくて
冗談なのに~、そんな大事に?って雰囲気ですよね
ハヤトのご両親
ハヤト家族が冗談と思ったとしても
火傷を負わされれば傷害だって言うの
バームクーヘンにたっぷり山葵を塗り入れて
しっかり召し上がって頂く、一人当たりチューブ1本かな、妹君買いに走れ❗️